小林直己は俺のミューズ!映画アースクエイクバード感想
開口一番、これをまず言わせてほしい。
3代目Jsoul Brothersの小林直己はばちばちにかっこいいと。
小林直己が好きでしょうがない。
『Best Friend Girl』のMVを見た2015年の冬から完全におちてしまった。
頭ひとつ抜けている頭身の高さ。
その長身を生かしたダイナミックでキレッキレのダンス。
いかつい見た目に反して穏やかで優しい笑顔。
そんな小林がNetflixの映画『アースクエイクバード』に出演するときいて、さっそくNetflixを登録。
見どころと感想をまとめました。
アースクエイクバード
2019 106分
1980年代の東京で、日本人写真家と恋に落ちた外国人女性。だが、やがて彼女は三角関係に心乱され、行方不明だった友人殺しの容疑までかけられる。
引用元:Netflix
かいつまんだ感想を言うと、『小林七変化!アリシア・ヴィキャンデルの演技最高、死とアースクエイクバード』の3本です。
※ネタバレなし感想
衣装で楽しむ小林直己七変化
まず見ていただきたいのは小林演じる禎二の豊富な衣装の数々。
写真を撮る時の普段着、蕎麦屋さんでのお仕事スタイル、クラブでのスーツなどなかなかに衣装チェンジが多い。
何着せても抜群に似合う。
こんなかっこいい蕎麦屋さんがいてたまるか、毎日通うわ!と叫びたくなる。
舞台となる1980年代の東京もアメリカ製作なのに日本の描写に違和感がなく、ストーリーを邪魔しない。すんなり見られる。
小林直己を既に好きな人なら、この七変化を見るだけでこの映画を見る価値はある。
私の一押し衣装は佐渡島の旅館にて、浴衣姿で朝ごはんを食べる小林だ。
ベスト衣装賞を進呈したい。
普段は撫で付けている髪がラフにくずれ、浴衣の襟元から見える鎖骨とルーシーに向ける笑顔が朝の光に美しく輝いている。
浴衣は良い、佐渡島のシーンをぜひご覧あれ。
※ここからネタバレ
アリシア・ヴィキャンデルの演技最高
主人公ルーシーを演じるアリシア・ヴィキャンデルの日本語うますぎて、そこにさらに演技もするわけで本当に素晴らしかった。
人に自分を見せることが苦手だったり、唯一の理解者だと言って禎二にのめり込んでしまったりと、自分に不信感というかそういうものを持ってる人の不安定さが伝わってきた。
ちなみにアリシア・ヴィキャンデルの衣装チェンジもなかなか多い。
着物を着せてもらうシーンはちゃめちゃに可愛かった。
楽器の演奏をしたりクラブで友達と会ったり、ルーシーは影のある雰囲気だけど交友関係広くて人が嫌いというわけではないとこが愛しい。
死とアースクエイクバード
地震の後に鳴く鳥アースクエイクバード、タイトルにもなっているが物語の中では1、2回話に出るだけで関連性がよくわからなかった。
わからないなりに考えてみる。
物語の中でルーシーは周りの人の死に何度も遭遇し、「自分は死に取り憑かれている」と他人に対し距離を置いている。
結果的に自分の周りで死が起きてしまっただけで、ルーシーのせいではないのに自分が主体で起きてしまったようなとらえ方をしている。
地震が起きて禎二とロッカーに隠れ、その中で地震の後に鳴く鳥「アースクエイクバード」の話を禎二から聞くルーシー。
この鳥が地震を起こしてるわけではもちろんないが、地震の後に鳴くからとその名前をつけられている。
なんとなく死と自分を関連づけるルーシーの状況に似ている気がした。
何かの現象に対して、その現象の近くにいるものを簡単に関連づけたり、現象の原因としてしまうことはやってしまいがちだが危ない考えだと感じる。
最後に、ルーシーの目の前で死んでしまった山本さんの死の真相を知って、これまでの考えが変わるきっかけを得て物語は終わる。
全体としては薄暗いトーンの画面とストーリーだが、ルーシーの苦悩が解決の方向を向いたことはハッピーエンドだとおもった。
出来ることならリリーには生きてルーシーにいろんな価値観を与えて、お互いを補いあえる親友になって欲しかった。
タイプが真逆だからこそお互いに学ぶことの出来る関係性だった、おのれ禎二。
禎二のことでもう一つ、女性の死の姿や具合の悪そうな状態を、カメラに収めずにいられないその性癖はどこでどうやって培われたのか?
死んだ叔母の写真を撮ったときに芽生えたものなのか、もっと前からなのかめちゃくちゃ知りたい。
禎二の自分の性癖と趣味に一直線なところは好きだが、美しくやばい男であることは間違いない。
そんな美しくやばい男とアリシア・ヴィキャンデルの素敵な演技が楽しめる「アースクエイクバード」気になったらぜひ見てみてほしい。
そして私と小林の良さを語り合ってほしい。小林直己はいいぞ。